« 東京スカイツリーに昇ってきた | トップページ | ラ・フォンテヴェルデ演奏会を聴いてきた »

2012年9月26日 (水)

クールプリエール第29回定期演奏会終わりました

0001a_2

(今年の写真がまだ出来ていないので、昨年の写真を載せました。写真が出来たら、差し替えます。また、演奏の動画も追加して載せようと思っていますので、お楽しみに!)

全ての写真はクリックすると大きくなります。


去る9月23日(日)築地の浜離宮朝日ホールに於いて、クールプリエール第29回定期演奏会を開催しました。
朝から冷たい雨が降る中、ほぼ満席になる程大勢の方が聴きに来ていただき、成功裡に演奏会を終えることが出来、ホッとしております。お聴きいただいた方には大変感謝しております。演奏内容も、とても良かったとのお褒めの言葉を頂き、大変ありがたく思います。

0011a

今年のプログラムは、恒例のグレゴリオ聖歌で開幕となった。

0009

グレゴリオ聖歌は通常の五線譜とは違う、ネウマ譜という四線譜で、四角や菱形の音符で、慣れるとネウマ譜のほうが抑揚、細かいニュアンスが楽譜から読み取れるので歌いやすい。

続いて、パレストリーナの「悲しみの聖母(Stabat Mater)」パレストリーナは16世紀後半に活躍した、イタリアの作曲家の代表作である。合唱は四声部の二重合唱(ドッペルコーラス)で第一コーラスと第二コーラスが交唱を繰り返される。
私は第二コーラスを歌ったが、ステージ上で第一コーラスが歌っているのを聴いていてとてもきれいなアンサンブルで、楽しみながら歌うことができた。

第二ステージはやはりイタリアの作曲家ディンディアのマドリガーレ。日本ではモンテヴェルディ、ジェズアルドほど知られていないが、8巻の5声のマドリガーレ集を出版している。ジェズアルドのような不協和音を使った重厚な部分と、モンテヴェルディの軽快なリズミカルな部分がある。一曲目と三曲目は半音階の不協和音の美しい曲で全員で歌った。

二曲目は軽快な曲で各パート2名の小アンサンブルで歌った。私もテナーで歌わせてもらった。


第三ステージは近代フランスの作曲家、プーランクのモテット。プーランク独得の旋律と不協和音の連続で、かなりの難曲である。多声部に分かれる曲で、終曲はソプラノソロと8声部に分かれる。


もう30年以上前のことだが、このモテットの3曲目と4曲目の2曲を合唱コンクール全国大会で歌い、3秒オーバーで失格となった、いわく付きの曲である。とても良い演奏だったことから「幻のコンクール大賞」とまで言われ、当時は合唱界の話題になった程である。今回の演奏はさらに緩いテンポであったので、このテンポだと30秒位オーバーしていただろう。

前半は全てア・カペラの曲だったが、休憩後、最終ステージは室内楽伴奏付で、フォーレのレクイエムを演奏した。フルオーケストラで大人数の合唱で演奏することが多いが、今回はオルガン、ハープ、ヴァイオリン、チェロの編成で演奏した。今回の演奏会では「レクイエム」の演奏が一番良かったとの声が多かった。全般を通じてテナーが一番素晴らしかった嬉しい評価を頂いた。


アンコールは同じフォーレの「ラシーヌ讃歌」。アンコールにふさわしく、メロディーがとても美しく静かな流れるような曲で、涙を流したお客さんもいたとか・・・


そのような訳で、色々細部に傷はあったものの、今年の演奏会は各パートのバランスも良く演奏の内容は良かったのではないかと思う。(ステージで歌っていると客席にどのように聴こえているのかわからないが・・・)
その後近くの「ライオン」汐留店で大打上げ、1年で一番美味しいビールで乾杯!!至福の時は夜遅くまで続いたのでした。その後、数名の呑兵衛で新橋の焼き鳥屋で二次会へ・・・

余談ですが、プリエールでは、自分が死んだ時に葬式で合唱団に歌ってもらう「レクイエム」を申告しています。
因みに私はフォーレを歌ってもらいたいと申告してあります。今年フォーレを選曲したのはそろそろお迎えが近くなった(笑)私の為の練習でもあったのか?
アンコールの「ラシーヌ讃歌」は私とカミサンの大好きな曲で、結婚式の時に合唱団の連中に歌ってもらった思い出深い曲でもあります。そんなこともあり、今年の演奏会はとても感慨深い演奏会となった。

|

« 東京スカイツリーに昇ってきた | トップページ | ラ・フォンテヴェルデ演奏会を聴いてきた »

合唱」カテゴリの記事

コメント

>桐華さん

ネウマ譜について私も詳しいことは解りませんが、音符の形などで細かいニュアンスの法則があるようです。
毎年演奏会では第一ステージに宗教曲を演奏しますので、冒頭にグレゴリオ聖歌を歌うことが習わしになっています。グレゴリオ聖歌はユニゾンで歌うので、音色、ピッチ、歌い回しなど、皆の気持ちがピッタリ揃わないといけないし、演奏会の成否を決めるのでとても難しいです。教会の聖堂で歌っているような厳かな気持ちになれます。ジャミンのワークショップでもユニゾンを揃える練習をしていると実演をしながらスティーヴ先生が仰っていましたね。美しいハーモニー、アンサンブルを作る基本なので、勉強の意味でも歌っています。
「ラシーヌ讃歌」は去年もアンコールで歌いましたし、個人的にも思い入れのある曲なので歌っていても感動する曲です。

投稿: エムズ | 2012年9月30日 (日) 11時29分

すごい譜面ですね。ぱっと見ただけではメロディが出てきません\(;゚∇゚)/
私はつくづく耳で聴いて覚える人なんだなと実感します。
あの揺れ動くメロディはこれだったのですね^^
アンコール「ラシーヌ讃歌」はとてもきれいな曲でしたね。
結婚式で歌ってもらえたなんて、すばらしいです。
終了後の一杯も、一年集大成でさぞや美味しかったことでしょう♪お疲れ様でした!!

投稿: 桐華 | 2012年9月29日 (土) 23時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/164215/55750844

この記事へのトラックバック一覧です: クールプリエール第29回定期演奏会終わりました:

« 東京スカイツリーに昇ってきた | トップページ | ラ・フォンテヴェルデ演奏会を聴いてきた »